アマダプレスシステム、ロボット組込んだプレス装置
- 投稿日時
- 2022/05/11 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:18
プレス間でワークを高速搬送
アマダプレスシステムは4月12日、プレスマシン間における加工製品の搬送スピードを大幅に高めた多関節ロボット・プレス高速ラインシステム「ARPAS(アルパス)」の販売を始めた。プレス加工とワーク搬送において、2軸サーボロボットラインでの協調制御を応用し、6軸多関節ロボットを活用したWAVE協調制御運転を実現した。
従来の多関節ロボットプレスラインではプレスの加工スライドの上部到達を待ってから規則的にワークを搬送する交互運転であったため、ムダな時間が生じていた。ARPASはプレスマシンと搬送ロボット(最大可搬2?`グラム)の動作をオーバーラップさせながらワーク搬送することで生産性を約50%向上するという。ニーズに応じ同社独自の搬送ハンドを選択したり、搬送状態とラインを監視するカメラを設置したりもできる(ともにオプション)。販売価格は税別で1億5000万円からで、年間販売4ラインを目指す。
(2022年4月25日号掲載)