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デロイトトーマツ、社会実装に向け認知度向上へ

丸の内で「空飛ぶクルマ」VR体験

 デロイトトーマツ、有志団体Dream On、三菱地所株式会社、Tokyo Marunouchi Innovation PlatformTMIP)は「空飛ぶクルマ」(eVTOL)の社会実装に向けた認知度向上施策としてVRコンテンツを準備。VRによる空飛ぶクルマ体験を丸の内エリアで実施する。
 空飛ぶクルマは、新たな産業創造・事業創造の可能性が期待されており、デロイトトーマツは2017年より専門チームを立ち上げ、官庁自治体やモビリティ関連産業をはじめとした各企業に向けて、国内外の市場・政策調査、戦略立案支援、エコシステムの形成や実証実験のサポートなど幅広く事業支援を行ってきた。
 また三菱地所は、次世代エアモビリティを活用した新しいまちづくり、新事業への取組みをスタートしており、次世代エアモビリティを用いた新たなサービス提供や、丸の内やみなとみらい等の保有資産も含む、離発着場の設置・運営等を通じ、まちづくりの進化を検討している。
 「現在、国内での有人試験飛行の実施等、技術的な課題解決に向けた検討が進みつつあり、国も『デジタル田園都市国家構想』を体現するモビリティとして必要な制度整備に意欲を示す一方で、空飛ぶクルマの実用性や安全性を含めた一般的な認知・理解などの社会受容性が重要な課題となっている」(デロイトトーマツ)
 VRでは搭乗までの手続きから機内での過ごし方、降機後のアクティビティまで体験可能。安全性や利用しやすさを具体的に体験できる。
 「移動中に何ができるのか、どんなことが起こるのかを体験することで、空飛ぶクルマへの理解を深めていただき、関連する事業領域のビジネス機会の可能性を示したいと考えている」(同)
 丸の内エリアでの実証実験は228日、31日に行われる。また検証結果を踏まえ、今後は全国各地での取り組みを検討・展開していく予定という。



2022225日号掲載)