(一社)日本工作機器工業会は会員企業による2024年度の販売額を前年度比2.3%増の1809億円と予測する。5月21日に都内で開いた第32回総会後の懇親会で寺町彰博会長(THK会長CEO)が話した。「今年は個人消費、非製造業の投資に勢いはないが、モノづくりは上向く」として、1月時点の予想(1700億円)から上方修正した。
寺町会長は「人手不足にもかかわらずロボットが売れないのは不思議だ」と話し、景気をよくするにはリスクヘッジに走るのでなくリスクテイクを増やす努力をしていくべきだと強調した。ビジネス環境は上向いているようだ。「当社(THK)の受注について中国、米国でかなりのピッチで回復している」と言う。
(2024年6月10日号掲載)