研磨ロボを提案強化
柳瀬は来年8月、東大阪市内に大阪営業所を移転開設する。新拠点は延床面積439平方?bの鉄骨造3階建て、来年1月の着工予定。1階には同社が代理店を務めるオーストリア・FERROBOTICS社のエンドエフェクタを用いた複数の研磨ロボットを展示するショールームを併設する。アクセスに優れた環境で実機のデモを見やすくし、研磨の自動化のメリットを訴求する考え。
同社の提案する研磨ロボットはワークの反りや研磨材の摩耗による圧力の変化を自動補正し、一定の押し付け圧を維持する機能を持つ。熟練技術が必要とされる研磨工程を自動化でき、人手不足や熟練者の引退による品質の劣化を防げる。ショールームでは専門スタッフが説明や実演を実施。研磨の自動化に求められる技術的なポイントも解説する。
(2024年8月10日号掲載)