イグス、耐磨耗性高機能ポリマー「イグリデュールAX500」
- 投稿日時
- 2021/12/17 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:18
高温下で使える食品向け新材質
イグス(日本法人:東京都墨田区、吉田剛代表取締役)は11月16日、導電性を備えた耐磨耗性高機能ポリマー「イグリデュールAX500」を開発したと発表した。
軸受に用いることで、アーク放電や粉塵爆発など静電気が原因となる事故を防止。250度までの高温環境にも対応しており、耐薬品性にも優れることからオーブンやボトル洗浄などの用途で使用できる。FAD(アメリカ食品医薬局)および欧州委員会規制(EU)No.10/2011に準拠しており、食品や包装機械などの用途に向く。
ポリマーに固体潤滑剤が埋め込まれており、メンテナンスが不要な点も特長。従来製品「イグリデュールA500」より耐磨耗性も優れており、独・ケルンの社内試験施設で行った磨耗試験ではイグリデュールA500と比べ磨耗量が最大3分の1に低減されたという。
(2021年12月10日号掲載)