新コスモス電機、一酸化炭素も検知する火災警報器
- 投稿日時
- 2025/08/15 09:00
- 更新日時
- 2025/08/15 09:00

累計7500万台以上の家庭用ガス警報器・住宅用火災警報器を手掛けてきた新コスモス電機。2022年に発売した一酸化炭素(CO)検知機能を搭載した火災警報器「PLUSCO(プラシオ)」は、100ppm以上のCOを検知した場合に煙センサーの感度を2倍に引き上げ、正確・迅速に火災発生を知らせる特長を持つ。
「火災の死因で一番多いのが、実は一酸化炭素中毒・窒息です。プラシオは『火災から一人でも多くの命を救いたい』という想いで開発しました。火災警報器の設置義務化から10年以上が経ち、ご家庭に設置されている多くの火災警報器が寿命を迎えています。交換する際には、是非より安心な一酸化炭素検知機能付きの火災警報器に取り換えてください」(同社担当者)
同社は「世界中のガス事故をなくす」を掲げ、対策製品だけでなく社会的な認知活動にも力を入れる。23年5月に開所した火災実験室「PLUSCO Lab.(プラシオラボ)」では、大人から子どもまで受け入れて、火災発生時のCOの危険性を伝えている。「今後は学校などとも連携して、より多くの方にお越しいただける工夫をしていきたいです」と語る。
(日本物流新聞2025年8月10日号掲載)