ホクショー、白山工場に自動仕分けシス常設展示
- 投稿日時
- 2024/12/06 18:00
- 更新日時
- 2024/12/06 18:00
搬送テストなどにも活用
ホクショーはこのほど、9月13日までの4日間、東京ビッグサイトで開催された国際物流総合展2024に出展した仕分け関連工程の自動化システム「ワンオペレーション対応PAS(Piece Assorting System)」を白山工場(石川県白山市)に常設展示した。
同社は「ワンマンPAS《無人化への挑戦》」をテーマに出展し、作業を分割することで複雑なバラ物仕分けでも誰でも簡単かつ効率的に作業できるバラ物自動仕分けシステム「PASシリーズ」と、垂直多関節ロボットやリフトアップ式無人搬送車「HART500」を組み合わせることで、細分化された人の役割も自動化することを志向した。ピースピッキング作業や仕分け済み商品の搬送を自動化でき、仕分け前後の工程もワンオペレーション化(単一工程化)する。
同工場を訪問した企業に対しシステムを紹介するだけでなく、搬送テストなどにも対応する。同社担当者は「現在は物流展で設置したものをそのまま展示しているだけだが、展示会場で見るのと工場環境で体感するのでは全然印象が違うと思う。今後、専用の昇降式垂直往復搬送機『HART500専用オートレーター』も設置し、近年引き合いが増えている多層階の搬送自動化ニーズに対する一つの解を示したい」と話す。
(2024年11月25日号掲載)