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アマダ、富士宮事業所にDX活用

投稿日時
2024/10/29 13:14
更新日時
2024/10/29 13:15

ファイバーレーザー機の生産30%増に

 アマダはDXを活用し、主力工場の富士宮事業所(=写真、静岡県富士宮市)の板金製品の生産能力を増強している。2020年に基幹モジュールの生産能力を高めた同事業所では、制御盤や大型部品の組み立てを行う「アマダサテライトパーク」を近郊に建設。これまで分散していたサプライヤーを同パークに集約し連携することで、生産および物流の効率化と生産コストの低減を進めてきた。
 加えてDXの活用により生産性の向上、工場全体の効率化、サプライヤーとの連携強化が可能になった。これらにより主力のファイバーレーザーマシンの生産能力は従来と比べ約30%増強、受注から納入までのリードタイムは20%短縮される見込みという。取り組みの背景として同社は「近年、製造業では少子高齢化に伴う労働人口の減少による人手不足が深刻化している。また、地政学的なリスクの拡大による一部の部材供給の不足感、短納期化に伴う生産効率への要求はますます高まってきている」としている。

(日本物流新聞20241025日号掲載)