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京セラインダストリアルツールズ、次世代電動工具がグッドデザイン賞

投稿日時
2026/02/09 10:08
更新日時
2026/02/09 10:10

京セラインダストリアルツールズ(株)

2025年度グッドデザイン賞を受賞した「リンクコントロールシリーズ(Lシリーズ)」

工具と制御回路分け、小型軽量&ハイパワー

生産性向上と脱炭素など課題がうずまく現場。京セラインダストリアルツールズは小型かつ高出力、そして省エネをかなえた次世代電動工具「リンクコントロールシリーズ(Lシリーズ)」を昨年に市場投入し、金属加工現場のあらゆる悩みに切り込んだ。

Lシリーズはブラシレスモーター(工具)から制御回路を分離し、専用ケーブルで繋いだ「独自の新発想」による電動工具。軽量・コンパクトな工具と、高出力で作業効率を上げる。高周波工具と同等のパワーを備える上、エアー工具に必要な大型コンプレッサーが不要となることで、設備費、メンテナンス費用に加え大幅な電気使用量削減を実現する点も大きなメリットだ。

昨年秋に、グッドデザイン賞を受賞した同製品。「高出力と取り回しを両立させた思い切りのよい構成」が受賞につながった。このほか、「現場では複数機種を使い分けるのが常だが、本シリーズのような軽量ヘッドと共用コントローラーという新しい構成は、初期投資こそ増えるものの、長期的には作業者の負担軽減や電力コストの低減の向上が望める。デザイン面でも、軽量ヘッドが扱いやすさに直結し、ケーブル着脱など操作の流れを邪魔しない実直なまとめ方が好印象」と高評価を得た。

アルミケースで覆った新開発の密閉ブラシレスモーターは、粉塵(鉄粉)が入り込まず、モーター内部の損傷を抑え耐久性も向上。密閉によりこもる放熱が気になるが、熱伝導材による放熱効果など工夫が凝らされている。

工具は砥石外径100ミリと180ミリのディスクグラインダー、10ミリ幅のベルトサンダー、32ミリのストレートグラインダー、パッド径123ミリのダブルアクションサンダーを取り揃え、製缶業や造船業など業種に応じ工具を選べる。今後さらにラインナップを追加し様々な金属加工業の現場に対応していく。

「長時間作業になるグラインダーなど、軽量化や握りやすさの改善ニーズは多いが、必要な部品数は変わらないため限界があった。ブラシレスモーターの制御回路を工具本体から分離し、コントロールボックスに格納、専用ケーブルで工具と繋ぐことで手元の工具サイズをぐっとコンパクトにできる。持ったときのバランスにも気を配った」(同社)と開発の背景とこだわりを語る。

「提供するスペックやサービスは、金属加工の現場ユーザーにヒアリングして具現化したもの」としており、現場目線を徹底的に追求し、真に価値あるデザインにたどり着いた。

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(日本物流新聞2026年2月10日号掲載)