電力センサ手がけるSIRC、Scope3向けクラウドサービス
- 投稿日時
- 2025/10/30 09:30
- 更新日時
- 2025/10/30 09:30
SIRC(2015年設立、大阪市)はクラウド型サービスを強化。同社製センサーからのデータを可視化する従前の機能に、他社製も含めたセンサーからの情報を収集・分析することで省エネやCO2削減を図れる機能を加えた。他社製を含めた既存計測機器のデジタル信号を無線で取り込める「IoTデジタル入力ユニット」も発売。バラバラに取得していた消費電力、生産数量、エア・液体・ガスの流量などのデータの一元管理が可能になり、データ同士の相関を捉えることでScope3に向けた取り組みを進めやすくなる。
同社の「IoT電力センサユニット」は既存設備の電線にクランプするだけで設備の正確な有効電力を算出でき、消費電力を可視化したい企業に導入が進んでいる。IoTデジタル入力ユニットの発売により他社製センサーからの情報を取り込むことも容易に。さらにクラウドサービスの強化で、取り込んだデータから生産数量と電力量の相関を可視化したり、エネルギーロスの分析、前後比較などができるようになった。
同社の展開するセンサーから4台を選び、クラウドサービスとセットで導入できる定額プランの提供もはじめている。
(日本物流新聞2025年10月25日号掲載)