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新東工業、「磁石の力」で金属検出

投稿日時
2021/06/25 09:00
更新日時
2024/08/19 13:17

新東工業(株)

アルミ包装、濃塩分液に対応

 新東工業は、HACCPに対応した食品業界向け金属検出機を開発した。肉眼では確認できない包装内の金属物を確実に検知できるという。「磁石の力」を用いた独自の検出方法を採用したことで、高精度な検出と省スペース化を可能にした。
 国内外で普及している「サーチコイル方式(電流を用いた方式)」食品検査機の課題だったアルミ包装食品や濃塩分液食品の誤検知発生を克服した。磁気バイアス型磁力線方式を活用したのは世界で初めてという。
 一般包装(紙・ビニール・プラスチック包装など)だけでなく、アルミ包装食品、濃塩分液食品に混入した金属異物の検知を可能にした。異なる包装形状を1つの装置で検出する機能を持たせながら、従来の機体サイズと同等に設計したことで、工場内のスペースが限られている小規模の食品業者にも導入しやすくした。
 AC100V仕様。金属検出機を初めて使用する場合でも使いやすいタッチパネル式のほか、水拭きしやすいステンレス製、工具を使わずにコンベヤのベルト交換ができる「ユーザビリティを追求した構造」も特長に挙げている。

2021610日号掲載)