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サンドビック、突切り加工に丸ブレーカ

投稿日時
2020/11/24 10:23
更新日時
2024/08/19 13:19

サンドビック(株)

切りくず排出強化、寿命2倍に

 サンドビック(コロマントカンパニー)は、突切り・溝入れ工具「CoroCut QD」に丸ブレーカを追加した。
 3種類の材質を用意し、仕上げ、耐熱合金や鋳鉄の荒加工に対応。チップサイズは3468ミリの4種類を取り揃えた。狭い溝における長い突き出し量でのならい加工のほか、外径ならい加工、非線形旋削加工や径方向底面全幅の溝入れに使用できる。
 ユーザーのテスト事例では、スピンドル回転数290rpm、切削速度160?180m/分、送り速度0.3ミリ/rev、軸方向切込み2.7ミリの条件で42CrMo4合金鋼シャフトを切削。他社製品と比べ「工具寿命が2倍になり、切りくず処理もはるかに良好だった」という。
 グローバル製品部長の アンジェリカ・ゴンザレス氏は、同製品の特長を「工具寿命の長さと高剛性チップシートによる切りくず排出性」と話す。「逃げ面、すくい面双方からの高精度クーラント供給により、高い加工安定性と切りくず処理を実現する。Y軸ブレードとともに使用できる点もメリット」(同社)。

20191110日号掲載)