安川電機、業界初自律性もつ産ロボ
- 投稿日時
- 2024/01/09 09:00
- 更新日時
- 2024/01/09 09:00
安川電機は11月29日、産業用ロボットとしては小型の「MOTOMAN NEXTシリーズ」(可搬質量4~35?`の5機種)の販売を始めたことを国際ロボット展で発表した。同社上席執行役員の岡久学ロボット事業部長は「業界で初めて、ロボット自身が周りの環境に適応しながら判断する自律性を持たせ、作業を完結させられる」と言う。
決まった動作の繰り返しを基本とする「ティーチングプレイバック方式」だけでは自動化できない作業領域はまだ多く、このシリーズはそこをターゲットとする。制御装置がセンサーなどから得た周囲の位置情報を基に動作計画を立て、実行する。小型なのは人の作業の置き換えを想定したためで、「人のように作業完結できる価値を理解いただけたら販売数は加速度的に伸びていくだろう」(岡久事業部長)と自信を見せる。
(2023年12月25日号掲載)