日東工器、27年3月期に売上2割アップへ
- 投稿日時
- 2024/07/08 18:00
- 更新日時
- 2024/07/08 18:00
今年度の設備投資は75億円計画
日東工器は中期経営計画2026(24年4月?27年3月)の最終年度に売上高320億円(24年3月期は270億円)を、10年後に500億円を目指す。5月30日にウェブで開いた決算説明で強調した。小形明誠社長は「収益力の強化と、水素・新エネルギー関連や自動省力化の強化など成長領域への投資拡大などがポイントになる」と話した。
白河日東工器(白河市)、メドテック(山形市)を統合し、福島県福島市の工業団地内に建設中の新工場(投資額約160億円、25年6月稼働予定)については「現状の1.3倍の生産キャパシティとなるが、中計2026年の期間ではまずは安定稼働を目指す」(同)とした。新工場はマルチ工場として流体継手、電動ドライバー、小型ポンプ、ドアクローザーなど同社グループの全製品を生産する考え。この投資を含め、25年3月期は大幅に増やした前期より14億円ほど多い75億円の設備投資を計画している。
(2024年6月25日号掲載)