三菱重工工作機械は6月、工作機械のサービス工事などに拡張現実(AR)対応の遠隔支援アプリ(PTC社製「Vuforia Chalk」)とハンズフリーのスマートグラス(RealWear社製「HMT-1」)の利用を始めた。「工事の効率化・迅速なトラブル解決で、お客様に貢献する」としている。
工作機械のサービス工事の遠隔支援はこれまで電話に頼っていた。Vuforia Chalkを使えば顧客工場にいるサービス員から三菱重工工作のカスタマーサポートの熟練技術者へスマートフォンやタブレットで視界を共有できる。熟練技術者がARマーク(AR空間に描いたマーク)で正確に作業指示を行うことで工事の効率化を目指す。これら遠隔支援ツールは海外でも活用していくという。
(2021年7月10日号掲載)