アマダ、ファイバーレーザーのハンディ溶接機
- 投稿日時
- 2022/05/30 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:19
溶接幅を自在に変更
アマダは作業者を選ばずにワイドレンジな溶接が可能なファイバーレーザーハンディ溶接機「FLW-1500MT」(定格レーザー出力1500W、空冷式)の販売を5月に始めた。「熟練の技術を必要とするTIG溶接から誰にでも使いやすいファイバーレーザー溶接への変革を行うことのできるスタンダードモデル」と言う。
光の周期、振幅を自由に可変できる「ウォブリング機能」を新たに搭載し、板厚・材質・求める加工品質によって溶接の幅を変えられる。細く鋭いビームを揺動させることで従来は難しかったR面溶接や隙間への溶接範囲の拡大。ステンレスや軟鋼だけでなくアルミも板厚4ミリまで溶接できる。
対象業種は半導体、医療機器、食品加工器具などステンレスを中心とした精密機械業から、パイプやアルミの溶接を必要とする装置カバー、筐体などの金属部品業まで幅広く対応する。一体型でキャスター付き。販売価格は税別1860万円で年間販売200台を目指す。
(2022年5月25日号掲載)