三菱電機は7月7日、製造業向けのドキュメント管理に特化したAI支援型PLM（Product Lifecycle Management=企画・開発から廃棄に至るまで製品のライフサイクル全体を管理するシステム）システムを開発・提供するスタートアップ企業、Things（シングス、東京都港区、2021年9月設立）に出資したと発表した。グローバル・ブレインと共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタルファンド「MEイノベーションファンド」が出資する案件として実施した。

Thingsは生成AIを利用することで製造業における情報の構造化・活用を支援するPLMシステム「PRISM」を今年5月から提供している。三菱電機の強みである製造・制御に関するノウハウと、Thingsが保有する生成AI技術を融合し、「製造業における課題解決に貢献する『製造業DXソリューション』の提供に向けた実証を進めていく」としている。

（日本物流新聞2025年7月25日号掲載）