IHI、アンモニア専焼に向け技術検討
- 投稿日時
- 2022/05/18 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:21
インドネシアの火力発電所で
IHIは4月25日、インドネシアの火力発電所でアンモニアなどのカーボンニュートラル燃料の混焼・専焼を想定した技術検証を行うことを発表した。インドネシア国営電力会社PLNの子会社PJBと共同で、アンモニアやバイオマス混焼および将来的な専焼技術の適用、それに関する経済性の検証を行う基本合意を締結。「アジアグリーン成長パートナーシップ閣僚会合官民フォーラム」で調印した。
インドネシア政府やPLN、PJBは2060年までに温室効果ガスの排出量ゼロを目指し、火力発電所でのカーボンニュートラル燃料の利活用を検討している。両社とIHIはこれまでも協議を重ねており、このたびPJB所有のグレシック火力発電所などの既設ボイラを想定した具体的な検討に入ることを合意した。
IHIは「カーボンニュートラル燃料の多様な利用モデルを示すことで、燃料アンモニアを含めたカーボンニュートラル燃料の社会実装の早期実現に貢献する」としている。
(2022年5月15日号掲載)