ヤマザキマザック、自動化と好相性な5軸加工機
- 投稿日時
- 2024/10/25 14:56
- 更新日時
- 2024/10/25 14:58
柔軟な拡張も
ヤマザキマザックは、幅広い自動化需要に対応する同時5軸加工機「VARIAXIS C-700」を11月5日に発売する。2PCから6PCまで拡張可能なパレットチェンジャーや多段パレットストッカー、多関節ロボットなど様々な自動化システムを柔軟に構築可能。単体機として出荷後にもワーク搬入出用の自動ドアを後付けできるなど、導入後も生産形態に合わせたシステムに対応できる。標準価格は4410万円(税抜き)から。11月5日からのJIMTOF2024に出展する。
大型ワークに対応できる両端支持のチルト・ロータリーテーブルを採用し、最大積載ワーク寸法はφ850㍉×500㍉に。各軸のストロークはX860㍉、Y600㍉、Z530㍉で特にX・Z軸ストロークを大きく確保。多面・5軸加工の際にテーブルが大きく傾斜した際にもワークの先端まで刃先が届き、工具の突き出し量を抑えビビりを抑える。
CNC装置に搭載した機能で稼働中の消費電力や回生電力を表示。加工プログラムの切削量に応じてクーラントの吐出量を制御でき、クーラントの無駄や消費電力を低減する。クーラントをタンク内で攪拌し異物の堆積を防ぐことで、クーラントの交換頻度を下げる機能もある。
(日本物流新聞2024年10月25日号掲載)