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新富士バーナー、炊き出しでも使える2口バーナー

投稿日時
2025/08/12 09:00
更新日時
2025/08/12 09:00

災害時、ホッとできる瞬間を作り出すのは至難の業だが、暖かい食事が出てきたらどうだろうか。新富士バーナーのガスストーブは、様々な被災地で活用されてきた商品だ。エベレストなど過酷な環境でも選択されてきた信頼性や軽量・コンパクトな製品設計が、「もしも」の心の支えにもなっている。

学校などの避難施設は、人がたくさん集まる。火口が2口付いた2バーナー「ST―527」と「ST―528」であれば、1つの製品でお湯を沸かしながら調理できる。既に企業や自治体での備蓄品としての活用が進んでいる。

「各自治体と連携して、災害時の優先出荷の指定商品にもなっています。ST―527はケースが一体となっているため、収納性と可搬性が良く好評です」(新富士バーナー・営業部の山本雄貴主任)

一方、ST―528はカセットボンベを寝かせて使用できるため、机の上に置いて調理しやすい。登山者向け製品にも搭載するマイクロレギュレーターを備えており、低温時の連続使用でも火力低下を抑えることができ、冬場の調理にも向く。

「危険なイメージもある炎ですが、災害時には様々活用方法がある。日頃からいろんな側面を知ってもらう『火育』といった独自の活動にも力を入れ、安全・便利な活用の後押しをしていきたいです」(山本氏)

(日本物流新聞2025年8月10日号掲載)