化学物質の使用規制が強まるなかイグスはそれに対応した製品をアピールしている。7月11日まで幕張メッセで開かれたものづくりワールド東京で「PFAS対応製品」「PTFEフリー」を訴求した。この2つは今春ドイツで開かれたハノーバーメッセで訴え始めたという。

PFASは有機フッ素化合物質で工業工程や一般製品に使われており、約1万種ある。PTFEはPFASの一種で、摺動性改善を目的に多用されている。これらは2012年から段階的に規制が進んでいる。「PFAS対応製品」はとりわけ重要な96種のPFASの含有量を一定値以下に管理した製品を示す。

同社dry-tech営業部の澤田裕介部長は「今のところ具体的な動きは見られないが、規制への対応は業界全体で進んでいく」と見る。

（日本物流新聞2025年7月25日号掲載）