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共和製作所、CFRPを高精度に切削

投稿日時
2024/11/22 13:31
更新日時
2024/11/22 13:34
切削によるCFRPの加工例

特性体感できるワークショップも

 軽量かつ強度が高く、熱膨張率も低いCFRP(炭素繊維強化プラスチック)は、その特性から航空機産業や自動車、レジャー(釣具やラケット)など様々な産業で活用が進む。特に車体の軽量化が急がれる自動車では注目を集めている。
 しかし同素材は切削との相性が悪く、バリや剥離が生じやすいうえ工具の摩耗が激しいことから成型による加工が一般的だ。しかし共和製作所(愛知県碧南市)が、この素材を「金属とほぼ同等の精度で切削する技術を確立した。詳細は非公表だが「発想の転換」(同社)によるもので、複雑形状の加工や百分台の精度が実現できるとあって様々な業界から注目を集めている。高い振動減衰性を活かした部品を半導体製造装置向けに提案する、などがその一例だ。
 同社はCFRPの特性を広く伝えるため、124日から6日まで東京ビッグサイトで開催される「中小企業 新ものづくり・新サービス展」に出展予定だ。同展では125日にCFRPも可能性を体感できるワークショップも開催する。同素材の概要や特性の解説のほか、強度や軽さなどを実際に触って体感できるという。
 ワークショップ参加者にはラゲッジタグ用のCFRPカードの引換券が渡される。氏名や住所などを同社がカードに彫り込む予定という。ワークショップの参加申し込みは以下から行える。

https://www.kyowa-tokai.com/news/prtimes-2024-11/

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ワークショップ参加者にはラゲッジタグ用のCFRPカードの引換券が渡される