ミツトヨは、「小型表面粗さ測定機 サーフテストSJ―220シリーズ」が2025年度グッドデザイン賞(主催・公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したと発表した。同社のグッドデザイン賞受賞は、1988年の初受賞以来55点目となる。
「SJ―220」は、現場での使いやすさを徹底的に追求したハンドツール感覚の表面粗さ測定機として開発。直感的な操作を可能にするUIデザインを実装したタッチパネルに加え、使用頻度の高い操作をワンタッチで行える物理ボタンを搭載し、高いユーザビリティを実現。また、オプションのワイヤレス送受信ユニットを装着すれば、スマートフォンやパソコンなどを用いた遠隔操作で測定条件の設定やデータ管理ができる。
審査員は同製品に対し、「15年間にわたり評価されてきた従来機種の長所を継承しつつ、真摯な改善の積み重ねによって道具として使いやすさをさらに進化させた、地道なモノづくりの姿勢を評価したい」とコメント。ホールド性や先端部の視認性、物理ボタンの配置といった操作の必然性が形状に表れており、現場での確実な測定を支えるデザインになっていると評価した。
(日本物流新聞2025年11月10日号掲載)