ASPINA、薄型モータ2種を発表
- 投稿日時
- 2021/12/03 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:19
自動化・ロボット向け
ASPINA(シナノケンシ)は、「車輪駆動用薄型インホイールモータ」および「関節用薄型中空ブラシレスモータ」の新製品2シリーズを開発した。
新製品は、ロボットの小型化に対応する薄型化モータで、すでに発表しているロボットハンドに加え、ロボティクス系のラインナップとして、顧客の選択の幅を広げる製品提案となった。
「車輪駆動用薄型インホイールモータ」は、通常の車輪と同程度の幅のまま電動化を実現した薄さと、足回りを省スペース化できる車輪との一体化構造が特長。φ200タイプでは幅128.5ミリ、φ150タイプでは幅73ミリと、通常の台車の車輪と同程度の幅で、車輪の中にブラシレスモータを内蔵した薄型構造を実現。足回りの省スペース化の課題解決につなげる。
「コア技術の高密度巻線技術と最適な磁気回路設計で、高効率・高トルクを可能にした結果、体積(厚さ)を下げることができ、機械設計やモータメカの擦り合わせ技術によって、車輪駆動部の薄型化を可能にした」(同社)
「関節用薄型中空ブラシレスモータ」は、業界トップクラスの薄さと関節部をスリム化できる大きな中空構造が特長。同社従来品と比較して約50%の薄型化を実現。大きな中空構造を活かしケーブル配線やエアチューブを通すことができるため、「顧客の設計自由度を上げ、ロボットの動きを妨げずに機能を最大限に生かせる」(同社)。
(2021年11月25日号掲載)