THKは12月7日、特殊環境下に耐える直動・回転案内「高機能非磁性・超高耐食製品」のラインナップを追加した。強磁場や腐食性薬剤の影響を伴う環境でも通常環境に匹敵する性能を発揮し、半導体の製造プロセスなどに向く。
この製品は磁気をほとんど帯びない高水準の非磁性性能(比透磁率が1.005未満)と軸受に適した高硬度の特長を併せ持つ特殊合金(THK-NM1)で構成。一般的な高硬度のセラミックス材と比較すると、ボール接触面が適度な弾性変形を伴うことで予圧を付与し、軸受に適した特殊材の中でも磁気の影響を受けずガタつきのない滑らかな動きが可能という。
(2022年12月25日号)