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アマダ、顔認証するファイバーレーザー機

EuroBLECHに出展するファイバーレーザーマシン「REGIUS-3015AJe」(12kW)とベンディングマシン「EGB-6013 ARce」

日欧米展に出展

 アマダグループ(神奈川県伊勢原市)は今秋、日欧米で開催されるJIMTOF118?13日)、EuroBLECH(独ハノーバー、1025?29日)、FABTECH(米アトランタ、118?11日)に新NC装置「AMNC 4ie」を搭載したファイバーレーザーマシンとベンディングマシンを出展する。
 各地域の製造業は人材不足が深刻化し、現場では人材の多様化が進んでいるため言葉の壁による技能伝承の課題もある。また産業界ではサプライチェーンにおけるカーボンニュートラルへの対応も急務となっている。新製品2台はこうしたニーズに応えるという。
 新NCEasy(誰でもつかえる)、Efficiency(どこでも使える) Environment(環境にやさしい) Evolution(お客さまとともに発展する)の4つのEをコンセプトとし、ファイバーレーザーマシンはアイドリング時チラーやコンプレッサーを自動で調節し、CO2排出量を最大65%削減する。作業者を顔認証し、一人ひとりの熟練度に合わせた操作画面の起動、言語表示を自動で行う。
 ベンディングマシンは油圧ハイブリッド駆動から電動サーボモーター駆動に変更し、高精度加工とともに消費電力とランニングコストを大幅に低減。作業者の段取り作業を軽減するAI機能を盛り込み、「アマダが長年お客さまとともに培ってきた板金曲げ加工のノウハウをもとに、画期的なガイダンス機能を搭載した」と言う。

20221110日号掲載)