JSTのプログラムで“生の現場〟体感
をくだ屋技研を11月20日、インド・チェンナイ工科大学と関西大学の交換留学生ら11人が訪問。工場見学を中心とした交流が行われた。国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)が行う科学技術分野の交流事業(さくらサイエンスプログラム)および、関西大学の科学技術体験コースのプログラムによるもの。学生らは同社のマテリアルハンドリング製品の一連の製造工程を見学。同社の製品を体感する場も設けられ、特にコア技術の油圧ポンプの製造・検査工程では活発な質問が飛び交っていた。ポンプは全数が組み付け後に検査される。そのことに驚く学生も多く見られた。
同社の林正善相談役は「日本の製造業の強みは職人から職人へ脈々と伝わるすり合わせの技術で、現場を見なければその本質はわからない」と話す。「きょうび製造業の現場をオープンに見られる機会は少ない。(この機に)今後の製造業の担い手である彼らにモノづくりの核心を感じてほしい」
質疑では学生らが品質検査の手法やメーカーへの就職に必要なスキルを質問。同社のインターンシップに興味を示す学生もいた。奥田暢子取締役は「多くの中小企業が人材の受け入れと育成に向けた社内の仕組みの見える化に課題を感じている。私達もこの交流で貴重な学びが得られた。この経験を今後、グローバル人材の受け入れやD&Iの推進に活かしていく」と話した。

をくだ屋技研のピッキングリフターをチェンナイ工科大学の学生が体験する様子
(日本物流新聞2025年12月25日号掲載)