グローバル市場へ販売
シチズンマシナリーは、Miyanoブランドの米国専用モデル主軸台固定形CNC自動旋盤「BNXシリーズ」をリニューアル。最大加工径65㍉モデルを追加し、2025年6月よりグローバルで販売する。
同機種はMiyanoブランドのベストセラー機「BNJシリーズ」をベースに、米国向けに開発されたもので、1タレット2主軸というシンプルな機械構成ながら、重畳制御により、1タレットで正面主軸の加工に合わせて背面主軸の同時加工を実現。効率よく複合加工ができるコンパクトサイズの機械として人気を博している。
「同機種にはかねてより米国以外の市場からも販売要請があり、今回のリニューアルに合わせて、グローバルでの販売を行う」(同社)
「BNX51MSY」は、背面主軸の最大加工径を42㍉から51㍉に拡大。正背面同サイズの主軸の搭載により、多彩な製品加工に対応する。また、主に自動車業界向け部品加工をするユーザーから要望の多かった主軸径拡大の声に応え、最大加工径65㍉の正面主軸を搭載した「BNX65MSY」を新たにラインナップ。大径サイズに合わせモーター出力も20%以上アップし、強力切削を実現した。
また、重畳制御により、1タレットで2工具同時加工が可能なことからサイクルタイムの短縮にも貢献。「基本性能の向上に加え、操作盤には15インチのタッチパネルを採用するなど、使いやすさ、生産性の向上に寄与するための様々な改良を施し進化させた。このほか、切りくずによる問題を解消するLFV技術や省力化・自動化のニーズにお応えするソリューション『FAフレンドリー』など、ユーザーのワークフローをトータルでサポートする豊富なオプションをご用意している」(同社)
また同製品は、2024年11月5日より開催される「JIMTOF2024」にも出展する。
(日本物流新聞2024年10月25日号掲載)