同社史上で最速
THKは11月2日、同社史上最も高速性に優れた旋回軸受である複列アンギュラリング「BWH形」の受注を始めた。内外輪の間に保持器で複列にボールを配列したもので、同社のクロスローラーリングとともに回転シリーズの一角を担う。ターゲットはマシニングセンタの回転テーブルをはじめ、産業用ロボットの関節部、減速機など。
あらゆる方向の荷重を受けられ、クロスローラーリングと同等の高剛性と高い回転精度をもつ。転動体をローラーからボールに変更した新構造により高速性と昇温抑制に優れる。製品ラインナップは内径100、120、200?_。今後は大径サイズの形番も順次加えていく予定。
(2022年11月25日号掲載)