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オリエンタルMの中空アクチュエーター

旋回1軸を加えて手軽に7軸制御できると紹介するユニバーサルロボット山根剛代表(左)とオリエンタルモーター長谷川洋史事業部長

ユニバーサルロボ「UR+」に

 ユニバーサルロボット(デンマーク、日本支社は東京都港区)は415日、オリエンタルモーターの中空ロータリーアクチュエーター「DG?Uシリーズ」(5機種)をユニバーサルロボット製協働ロボットの周辺機器プラットフォーム「UR+」製品として認証し、報道関係者に実演して見せた。
 中空テーブルとクローズドループステッピングモーターを一体化したこのアクチュエーターは、半導体・電機電子・自動車・三品業界などで部品や製品の搬送・検査工程の旋回軸として使われる。最大許容トルクは24Nm、許容アキシアル荷重は約200?`。UR+製品となったことで、6軸制御の協働ロボットに旋回1軸をワンストップで加えて7軸制御にできる。オリエンタルモーター機構商品事業部の長谷川洋史事業部長は「ロボットコントローラーから直接外部軸を制御、つまりロボットペンダントからPLCを介さずに制御できる」と利点を話す。
 オリエンタルモーターが協働ロボット市場に参入するのは初めてで、この種のアクチュエーターがUR+に加わるのも日本初。ユニバーサルロボットの山根剛・日本支社代表は「人手不足でロボットSIerさんの数が減ることが懸念され、外部軸を用意してインテグレーションのハードルを下げる必要があった。協働ロボット市場は急拡大から少し踊り場にあり、再拡大への起爆剤にしたい」と意気込む。

2024515日号掲載)