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VDWがマレーシアでシンポジウム

中国に替わる市場となるか?

 マレーシアの工作機械市場は7億ユーロ以上の大きなポテンシャルをもつ??
 VDW(ドイツ工作機械工業会)が710日、クアラルンプールで開いたシンポジウムでVDWの国際シンポジウム組織委員会のKlaus-Peter Kuhnmunch氏がそう述べた。「現在のところマレーシア工作機械はドイツからの輸入が約8%を占め、まだまだ伸びしろがある」と。
 ドイツ工作機械にとってマレーシアはASEANの中で最も重要な販売市場という。中国などに続き、マレーシア政府は自国の価値を高め、質の高い雇用を創出し続けている。航空機、電機、医療分野での投資の拡大が見込まれる。今回、マレーシアの110人の貿易担当者に対し、DMG森精機やGrob、ハームレ、オープンマインドなどドイツのハイテク企業8社がスピーチした。
 参加者は中国に替わる市場としてマレーシアに注目している。政治の安定と経済の成長、法的安全性、充実したインフラがその背景にある。ドイツのマレーシアへの2023年の機械輸出額は4200万ユーロだった。

2024810日号掲載)