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モリタ宮田工業、大型物件向け自動消火設備

多重伝送化で施工性向上

 モリタ宮田工業は、パッケージ型自動消火設備?T型「スマートスプリネックス」を開発した。放射時間は約140秒。多重伝送化により大型物件への対応と施工性向上を可能にした。点検時の安全対策として、誤操作や点検後の復旧忘れも防止する。
 スプリネックスシリーズの特徴である高い防火安全性能を受け継ぎながら、多重伝送化でさらなる機能向上を図った。大幅な省配線化に加えて、受信盤ユニットも小型化し、設置スペースを確保しやすくした。「一部点検の自動化などにより、施工の確実性と作業性を向上させた」(モリタ宮田工業)という。
 火災や異常が発生したときには、対象となる区画の名称を瞬時にモニターへ表示できるため、素早い初動対応が可能に。自己診断機能も搭載しているため、事後の状況確認がしやすくなっている。
 スプリネックスの納入実績は、病院・診療所、社会福祉施設、共同住宅を中心に6千件以上。シリーズを拡充したことで、大型物件や短工期物件にも対応する。

2022225日号掲載)