刃長が調整可能
ベッセルは3月4日、「電工アジャストナイフ」のほか「専用替刃」「電工アジャストナイフホルダー」を発売した。電線の被覆剥き、PF管の切断、ボード開口部の加工・削りなどに向く。
電工アジャストナイフ(合金工具鋼刃)「DAK-1」と同(ステンレス刃)「DAK-2」(写真)は、刃研ぎがしやすい合金工具鋼刃、錆に強いステンレス刃というそれぞれの特徴がある。作業に合わせて刃の出代を調整可能(0~63?_/スライドピッチ5?_)で刃は収納できるので安全だ。しかも携帯時や保管時にコンパクトになった。
スライドはオートロック式で、裏面のダイヤルで刃の振れを抑えられる。
電工アジャストナイフホルダーは電工アジャストナイフがスムーズに出し入れできる広い差込口としっかり保持する専用形状。落下防止コードやカラビナが取り付けできるDリングがついている。
電気工事の現場においてカッターナイフの使用によるケガが多いことや、折れた刃が製造品に混入するなど事故が発生し、カッターナイフの使用を禁止している流れがある。現場での電工ナイフの需要が高まっている。
同社は「電気工事士などにヒアリングをおこない、より使いやすい製品を開発した」とした。
(2024年3月25日号掲載)