チューリング、防衛装備庁と自動運転AI検証
- 投稿日時
- 2025/10/31 09:30
- 更新日時
- 2025/10/31 09:30
自動運転技術を開発するスタートアップ・チューリング(東京都品川区)は、防衛装備庁陸上装備研究所と「一貫型自律走行技術の検証」に関する役務契約を締結したと発表した。乗用車向けに培ったEnd-to-End(E2E)型自動運転AIを基盤に、不整地環境での走行性能を評価する。
本検証では、舗装されていない路面での基礎データ取得から、AIによる推論結果に基づく車両制御までを実施。多様な路面条件下でのモデル挙動を確認し、E2E技術の有効性を多角的に検証する。
チューリングは、カメラ映像のみで運転操作を行うE2E型AIを開発しており、LiDARや高精度地図に依存しない点が特徴。今後は産業・公共分野との連携を強化し、完全自動運転の社会実装を目指すとしている。
(日本物流新聞2025年10月25日号掲載)