作業効率・安全性を向上
育良精機はこのほど、径の太いケーブルにも対応したケーブル中間送り機「パワーボール ISK-PB500」を上市した。
ケーブルの敷設作業は未だにウインチによる牽引や人による手引きが主流だが、ケーブルの許容張力内での施工の難しさや引っ張り過ぎによる事故の危険、人手不足などを理由として、ケーブル中間送り機の採用が増えている。
育良精機のパワーボールは専用のインバーターボックスと組み合わせることで、最大7台のパワーボールを連動してケーブルを送り出すことができるため、一定の力と速度で敷設が可能。ケーブルやラックに過剰な負荷をかけることなく効率的に作業ができる。作業員は機器や敷設状況を監視するだけでよく安全性も高く、人員配置の見直しや効率的な現場運営にも役立つ。
ISK-PB500は最大通過物径160㍉と特別高圧ケーブルにも対応し、ブレーキ付きモーターを採用しているため、停止時もケーブルが戻ることなく安全に作業できる。ケーブルの浮き上がりや落下を防止するローラーアタッチメントも標準で搭載。上下ローラーは高さを3段階で調整でき、ケーブル径などに合わせて適切な運用が可能。
(2024年9月25日号掲載)