京セラ、鋼加工用のサーメットインサートに3材種追加
- 投稿日時
- 2024/02/12 18:00
- 更新日時
- 2024/02/12 18:00
先端角25°倣い加工用工具に
京セラは1月12日、先端角25度の倣い加工用工具「ZBMT」シリーズにサーメットインサート3材種を追加した。同シリーズは先端角35度の標準タイプでは加工の難しい複雑形状にも対応可能な旋削加工用工具。独自のクランプ構造でチップを固定することで、剛性不足や寸法不良を抑えられる特長を備える。
同社はこのシリーズに、鋼加工用のサーメットインサート「PV720」「PV730」「TN620」の3種を追加。特殊ナノ積層コーティングを成膜したPV720とPV730、およびノンコートサーメットであるTN620をラインアップに加えることで、高い面品位が要求される鋼の仕上げ加工で高速・高能率加工を可能にする。3材種はいずれも2つの型番があり、PV720とPV730は標準価格1340円、TN620が同1210円(いずれも税抜き)。
(2024年2月10日号掲載)