医療・航空・金型加工向けリニア駆動
ソディックは8月23日、リニアモーター駆動ワイヤ放電加工機のエントリーモデル「VN400Q」「VN600Q」の販売を始めると発表した。医療機器、航空宇宙産業において大量の複雑形状加工を効率よく行いたいとの要望が増えており、また一般的な金型についてもコストパフォーマンスに優れたリニアモーター駆動機への需要が高まっていることに応えた。
ソディックの先端技術であるテンションサーボ機能、自動結線装置(FJ-AWT)※、精密熱変位補正機能(TH COM・サーマルコミット)※、加工板厚変化に自動的に対応するDSF(ダイナミック・シェイプ・ファースト)機能※、セラミック・スタンドなどをすべて標準搭載しながら、電源部・サービスタンク周辺装置などを最適配置することで省設置スペースも実現した(※は日本国内向け標準仕様)。
各軸移動距離はそれぞれX400・Y300・Z230?_、X600・Y400・Z310?_、ワイヤ電極径はともに0.1~0.3?_。標準価格はそれぞれ税別1500万円、1700万円から。両機で年間120台の生産を目指しており、9月12~17日に米シカゴで開催されるIMTSおよび11月8?13日に東京で開催されるJIMTOFに出品する。
(2022年9月10日号掲載)