ニトリホールディングスと同社物流部門のホームロジスティクスは、エディオンと川崎から仙台への家電の幹線輸送において、共同配送による協業を1月12日から開始した。神奈川県川崎市にあるホームロジスティクスの物流センターとエディオンの物流センター2拠点で家具・家電を積み込み、仙台の両社の物流センターで荷物の積み降ろしを行う。輸送トラックの台数を半減し、物流効率の向上やCO2排出削減を目指す。

共同配送ではホームロジスティクスとエディオンがそれぞれ手配していた車両をホームロジスティクスのトラックに集約することで、輸送コストやCO2排出量の削減、積載率の向上が期待できる。また、労働力不足による商品供給リスクへの対応にもつながるとする。

ニトリグループとエディオンは、これまでも資本業務提携の一環として商品の共同開発などを進めてきた。共同配送で協力関係をさらに深化させ、両社の効率の最大化を図る。具体的には川崎から仙台への地方行きの輸送ルートで共同配送を実現した今回の協業を起点に、荷量がまとまりづらい地方への輸配送でさらに協業を進める考え。物流効率をより向上させるとともに、持続可能な社会の実現につなげる。

（2025年2月10日掲載）