長時間・高速・安定造形で稼働率向上
ソディックはこのほど、切削加工も可能な精密3Dプリンターを「OPM250L+(プラス)」へと刷新。11月から販売を開始する。
OPM250L+は金属粉末の3D造形と造形物への切削加工を1台で行うことができるリニアモーター駆動の金属3Dプリンター。従来モデルの機械構造や機能を見直すことで、長時間高速安定造形、多品種粉末対応、稼働率向上を実現する。
造形モニタリング機能は造形物の状態や各部の稼働状況を常時センシングし、造形異常の原因となる動きを検知。造形不良を未然に防ぐ。ヒュームコレクターを独自に開発し造形室内の気流も見直し最適化することで、メンテナンス頻度を従来機比約2分の1にした。
また、同社の高速造形に向く金属3Dプリンター「LPM325S」に搭載する粉末自動供給・回収ユニットMRS(Material Recycle System)を採用。粉末ごとにMRSを付け替えるだけで材料変更ができるため、複数の粉末による運用にも向く。オプションでレーザー発振器を2台搭載するデュアルレーザー仕様も用意。従来比約2倍の造形速度を実現可能。
(2024年8月25日号掲載)