地下水中のPFAS(ピーファス)を低コスト・高効率で除去
- 投稿日時
- 2026/03/10 11:42
- 更新日時
- 2026/03/10 11:43
常石グループのアースクリエイトが処理設備を上市
国内外で社会問題化している有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)による地下水汚染。PFASは自然分解されにくく環境中に長くとどまる特性を有しており、飲料水源や工業用水への影響、周辺住民の健康リスクなどが各地で懸念されている。広島県を中心に造船、海運事業を展開する常石グループの傘下・アースクリエイト(大悟法弘充社長)はこのほど、流機エンジニアリング(西村聡社長)と共同で、地下水中に含まれるPFASを低コストかつ高効率で除去する地下水処理設備「G-LFP+」の販売を2月末に開始した。
PFASを含んだ地下水の処理需要は高まっているが、原水中の懸濁物質や有機物、鉄・マンガン等による活性炭やイオン交換樹脂の処理能力低下や早期劣化が課題だった。G-LFP+は、活性炭を用いてPFASを除去するろ過装置の前段に前処理設備を組み合わせてシステム化。地下水中の濁質、懸濁物質、鉄分、有機物などを効率的に除去し、後段のろ過装置による処理性能を安定化させる。対象となる地下水の水質を解析し、最適な前処理を行うことで、吸着材・樹脂などの目詰まりおよび性能低下を抑制。交換頻度の低減や運転コスト削減につながるとする。
なおG-LFP+は地下水特有の水質変動を考慮した設計により、工場・事業所・土壌地下水汚染対策現場など、幅広い用途に対応できる。
(2026年3月10日掲載)