サンドビック(コロマントカンパニー)は10月7日、汎用超硬エンドミル「CoroMill Dura」を発売した。様々な被削材(ISO P/M/K/N/S)の荒加工から仕上げ加工まで幅広い加工に対応。工具の集約が可能なオールラウンドの汎用工具として展開する。
CoroMill Duraはすべてのリード角とピッチが完全に不等になっており、これにより共振を防ぎびびりを低減する。加工面品質の向上が期待できるほか、切削音が低く切削抵抗が少ないため加工条件を下げる必要がなく、効率的な加工が行える。工具材種には高耐摩耗性材種の「GC1730」を採用。さらにGC1730には超微粒子超硬母材にTiCrNなどのPVDコーティングを施している。
ボリュームゾーンである4枚刃の刃長1・5xDcと2xDcのほか、7枚刃ブレーカ付きの刃長2x、3x、4xDc仕様まで幅広くラインアップ。宮城県のリコンディショニングセンターでの再研磨サービスも行う。
(2022年11月10日号掲載)