三菱重工工作機械は横2.5×奥行0.9×高さ1.0mの造形サイズに対応した金属3Dプリンター「LAMDA2000」(積層のみタイプ)の納入予定機を完成させた。金属積層に対応した造形機としては国内最大という。すでに同社工場で展示中の造形サイズ横2.0×奥行1.5×高さ1.6mのLAMDA2000(切削加工機能をもつハイブリッドタイプ)とあわせて売り込む構え。
LAMDAはパウダーベッドを必要としないDED方式を採用し、酸化を嫌う材料でも大気環境中での造形を可能とする「ローカルシールド」機能を搭載する。また「モニタリングフィードバックシステム」がメルトプールの状態の記録・安定化により積層品質向上に貢献する。造形物の横サイズ200、500ミリタイプを合わせ4機種が揃った。
2021年6月25日号掲載