2026幕張どてらい市、5348人来場
- 投稿日時
- 2026/03/25 09:00
- 更新日時
- 2026/03/25 09:00
売上72億円超を達成
各地で行われるどてらい市のトップを飾る「2026幕張どてらい市」が2月27、28の両日、幕張メッセで開催された。直近の景況感や今年のモノづくり業界のトレンドを映し出す鏡として大いに注目される展示即売会には、5348人が訪れ、目標売上金額65憶円に対して72億4601万円を計上。首都圏生産財・消費財ユーザーの堅調な投資意欲が窺い知れた。
初日の開会式では44社の主催店を代表してコイケ酸商の元倉智之社長が登壇。

【写真左】山善・岸田貢司社長
【写真中央】ダイキンHVACソリューション東京・笠井浩樹社長
【写真右】コイケ酸商・元倉智之社長
「人手不足やコスト上昇など、景況感はなかなか上向かないが、補助金を活用した省人・省力化を目指す企業も少なくない。どてらい市はそういったお客様に数多く来場いただき、実際に製品を見て、触っていただける絶好の機会。チャットGPTに『君より人間が優れている点は?』と問いただしたところ、『空気を読む力』と答えた。どてらい市は対面でその場の空気や温度を感じながらの対応が求められる。この2日間来ていただいたお客様に満足いただけるよう、情熱と熱意を持って臨みたい」と力を込めた。
出品メーカーを代表しダイキンHVACソリューション東京の笠井浩樹社長があいさつ。
「どてらい市は単なる商品を展示する場ではなく、人と人とが真正面から向かい合う、商売の本質が凝縮されている。その中でお客様の声を聴き、ご期待にお答えし、信頼を獲得して商売につなげる場であると思っている。主催店様のお力を借りつつ、省エネ性やメンテナンス性、安心、安全など現代のニーズに即した製品をしっかりとお客様に訴求していきたい。この2日間、山善創業者の山本猛夫氏の言葉のように『やったるわい!』の気持ちで臨みたい」と意欲的に語った。
どてらい市本部を代表し、山善の岸田貢司社長は「地域経済を活性化させるリアルプラットフォームがどてらい市。今年のテーマは『現場の困った、をなるほど!に』。日本のものづくりと豊かな暮らしを求める人々の思いは変わらない。それに応えられるよう、勢いを持ってこの2日間を駆け抜けて頂きたい」と述べた。
出展メーカーの各ブースには多数の来場客が訪れた。ヤマザキマザックはファイバーレーザー加工機「STX-2412」の実機を出展。同社は「シハチ(4×8尺)サイズに対応しながら従来機比で60%という省スペース化を実現した。軟鋼やステンレスに加え、銅や真鍮などの高反射材も高速・高品位に切断可能で、素材に合わせてビーム径や焦点を自動調整する機能も搭載。熟練の技術を要する段取りを自動化し、作業効率を飛躍的に高めている。補助金も通りやすい」と自信を見せる。
工作機械の精度を担保するレニショーの「QC20ボールバー」も注目を集めた。同製品は工作機械の精度をわずか10〜15分で迅速かつ高精度に診断できるワイヤレス検査ツール。円弧補間移動時の機械的な真円度偏差や位置決め誤差を検出。「バックラッシュや幾何学的な機械の課題を特定することで、予防保全や機械の性能評価を効率化する」(同社)

レニショー「QC20ボールバー」
東京精密は円筒部品(シャフト)を高速・高精度に自動測定する光学式測定機「Shaftcom」を展示。「非接触撮影でライン中での全数検査にも対応可能。軸物ワークの品質管理・検査工程の自動化・効率化に貢献する」という。
このほかにも省人化、自動化や環境改善、安全対策製品など数多くのメーカーが最新製品を力強く提案した。

東京精密「Shaftcom」
(日本物流新聞2026年3月10日号掲載)