ABB、上海に最新鋭ロボット工場開設
- 投稿日時
- 2022/12/26 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:18
ABBは12月2日、中国上海市康橋区に最先端の完全自動化されフレキシブルなロボット工場を正式に開設した。同社のデジタルおよび自動化技術を用いて次世代ロボットを製造し、「中国におけるABBのロボティクスおよび自動化のリーダーシップを強化する」としている。
6万7千平方?bの生産および研究施設の投資額は1億5千万?j(約210億円)。この施設は物理的な世界とデジタルの世界を融合させる。バーチャルプランニングと生産管理システムを活用し、データの収集と分析を通じて生産性を最大化する。ABBロボティクス&ディスクリート・オートメーションプレジデントのサミ・アティヤ氏は「中国での30年にわたる成功に基づき、新しいメガファクトリーを開設することは、自動化の新時代においてお客様の持続的成長、労働力不足への対応、価値の高い雇用の創出を支援するための新たなマイルストーンだ」と述べる。
ABBは世界最大のロボット市場である中国が2021年に世界のロボット設置台数の51%を占め、稼働台数も100万台を突破したとみている。世界のロボット市場は現在の800億?jから2025年には1300億?jに成長すると予測する。
(2022年12月25日号)