両備システムズ、60周年記念イベント開催
- 投稿日時
 - 2025/10/07 09:00
 
- 更新日時
 - 2025/10/07 09:00
 
物流関連ソリューションを前面に
今年、創立60周年を迎えた両備システムズは9月2、3の両日、都内でプライベートイベント「両備共創DX2025」を開催した。テーマ「60周年の『感謝』と『共創の未来』――。これまでと、これからの両備システムズを、皆様とともに。」を掲げ、20種類以上の製品が実機・デモ展示。キャスターである安藤優子氏、フェンシング元日本代表の太田雄貴氏による講演やトークセッションなども行った。会場には取引先関係者など約400人が訪れた。
展示会場では、同社が強い公共や医療分野だけでなく、今後力を入れるとする製造・物流分野のソリューションも並べた。特に物流関連2法の改正に関わるソリューションであるバース入退場管理システム「R-LOGI for Truck Berth」に関心が集まった。
「来年4月から特定荷主に物流効率化に向けた取り組みが義務化され、ドライバーの荷待ち・荷役作業の効率化は最重要項目の一つとなっている。当社以外にも同様のシステムはあるが、多くが物流センター向け。実は、物流センター以外も対象となる企業や施設は多いが、敷地内にいくつも荷受け先がある工場などに対応できるサービスがない。当社はモジュール化したサービスを組み合わせることで、現場ごとにジャストフィットな提案ができるのを強みとし提案を強化している」(同社)
トークセッションでは、業務提携を結ぶロジスティードソリューションズの北岡楢久 取締役 専務執行役員(CTO)と両備システムズの浅尾誠 専務取締役によって物流の現場改革の未来が話された。北岡氏はSIerのミッションを「お客様の課題に対し現実的な解を提示すること」と定義。両社の共創が「解決策の提示にかかる時間を大幅に短縮」し、AIやDXなど技術革新が急速に進む時代を乗り切る鍵になるとまとめた。
(日本物流新聞2025年9月25日号掲載)