「ヒトの感覚」を持つハンド
研磨・バリ取りのスペシャリスト柳瀬は、研磨材メーカーとして長年培ったノウハウをベースに、産業用ロボットを活用した様々なバリ取り・研磨ソリューションを提案している。
なかでも画期的なのが、協働ロボットに取り付け可能な空圧ハンドを活用した削り、磨き、研磨、バリ取りなどの手作業の自動化提案だ。オーストリアのロボットハンドメーカー・ファーロボティクスの空圧ハンドは独自の「アクティブ・コンプライアント・テクノロジー(ACT)」を搭載。同技術は対象ワークに合わせて角度や押し付け力を自動補正するもので、難しいプログラミングを必要とせずに、ロボットによる研磨・研削を文字通り「ヒトの感覚」で行うことができる。
柳瀬ではこの空圧ハンドを多様な作業に合わせたパッケージとして販売。研磨には5インチ、6インチのダブルアクションサンダーを搭載したキットや、同社の様々な研磨材を活用したダイグラインダーキットを用意。バリ取りには細かい作業や狭小部にも対応可能な小型ベルトサンダーを搭載したキットなど、多彩なラインナップを用意している。
「ファーロボティクスのハンドは協働ロボットでお馴染みのユニバーサルロボットの認証を受けた『UR+』製品ですので、ロボットに取り付けてすぐに活用できます」(同社)
(2022年8月25日掲載)