岩崎電気、関空に手荷物カート用除菌装置
- 投稿日時
- 2022/09/09 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:17
深紫外線で細菌を不活性化
岩崎電気は関西国際空港に手荷物カート用のUV-C(深紫外線、波長254ナノメートル)除菌装置を2台納入した。
関空ではコロナ禍からの社会活動再開に向けた安全・安心な空港環境や、需要回復に対応した円滑な航空輸送を提供するため、利用客への検温やPCR検査による入国管理など、安心して空港利用できる環境の整備を進めている。そうした取り組みの一つとして不特定多数が利用する手荷物カート除菌を目的に、同社の深紫外線除菌装置が採用された。
深紫外線の波長と細菌のDNAの光吸収スペクトルが近似しているため、深紫外線を細菌に照射すると細胞内の核酸(DNAやRNA)に作用して不活性化する。同製品は1度(約90秒)に10台のカートをまとめて除菌できる。
(2022年9月10日号掲載)