コンテック、AIで太陽光発電運用
- 投稿日時
- 2021/09/27 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:21
逆流発生を最小限に
コンテックは、AIで最適制御する自家消費型太陽光発電コントローラ「SolarView SC」を発売した。需要家設備の消費電力に追従してパワーコンディショナと蓄電池を制御し、最適な消費電力追従制御を実現するというもの。電力会社への逆流発生を最小限に抑える。
自社設備の電力使用量からAIが最適な太陽光発電抑制量を推論することで、太陽光発電の最適運用を可能にした。コンテックによれば、「現場での複雑な設定や発電システムの操作は必要ない」という。
蓄電池システムと連動したパワーコンディショナの出力制御を実施する。昼間に発電された余剰電力を蓄電池へ充電し、発電量が不足した場合には蓄電池内の電力を利用する。太陽光発電の電力エネルギーを効率よく利用するだけでなく、災害時のBCP対策にも対応する。
Webブラウザから確認できる電気の見える化・遠隔監視機能も用意した。デマンド情報も閲覧可能。警報ラインを超えた際にメールによる通知を行うなど、発電設備の管理作業をサポートする機能となっている。
同社は、30年以上までからメガソーラなどの実証研究に参加。製品化した太陽光発電監視システムは「全国4万サイト以上の納入実績がある」という。
(2021年9月25日号掲載)