山善、日本製紙クレシア3工場でPPA開始
- 投稿日時
- 2024/05/20 18:00
- 更新日時
- 2024/05/20 18:00
山善は4月23日、大阪ガス100%子会社のDaigasエナジー、日本製紙クレシアと今年9月から順次、日本製紙クレシアの興陽工場(静岡県)、東京工場(埼玉県)、京都工場(京都府)の3工場でコーポレートPPA(Power Purchase Agreement=電力購入契約)を新たに開始すると発表した。山善とDaigasエナジーが各工場で太陽光発電設備を設置・保有・維持管理をしながら、そこで発電された電気を約20年間にわたり日本製紙クレシアに供給・販売する。本事業の第1号案件である日本製紙クレシア開成工場(23年3月に発電開始)に続くもの。
本事業最大規模となる京都工場では4つの建物の屋上に太陽光パネルを設置。その総発電設備能力は4057?`ワット、年間発電量は約423万?`ワット時(一般家庭約1071世帯分の年間使用電力量に相当)を見込む。
今回の再エネ電気の供給により、日本製紙クレシアのCO2排出量削減に寄与するほか、山善にとってはGHG(温室効果ガス排出量の算定と報告の国際的な基準)プロトコルのScope3「カテゴリ1 原材料(仕入商品)」の排出量削減につながる。
(2024年5月15日号掲載)