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山善、日本製紙クレシア3工場でPPA開始

左から興陽工場、東京工場、京都工場

 山善は423日、大阪ガス100%子会社のDaigasエナジー、日本製紙クレシアと今年9月から順次、日本製紙クレシアの興陽工場(静岡県)、東京工場(埼玉県)、京都工場(京都府)の3工場でコーポレートPPAPower Purchase Agreement=電力購入契約)を新たに開始すると発表した。山善とDaigasエナジーが各工場で太陽光発電設備を設置・保有・維持管理をしながら、そこで発電された電気を約20年間にわたり日本製紙クレシアに供給・販売する。本事業の第1号案件である日本製紙クレシア開成工場(233月に発電開始)に続くもの。
 本事業最大規模となる京都工場では4つの建物の屋上に太陽光パネルを設置。その総発電設備能力は4057?`ワット、年間発電量は約423万?`ワット時(一般家庭約1071世帯分の年間使用電力量に相当)を見込む。
 今回の再エネ電気の供給により、日本製紙クレシアのCO2排出量削減に寄与するほか、山善にとってはGHG(温室効果ガス排出量の算定と報告の国際的な基準)プロトコルのScope3「カテゴリ1 原材料(仕入商品)」の排出量削減につながる。

2024515日号掲載)