Mujinは、統合自動化プラットフォーム「MujinOS」のグローバル展開を加速するため、新組織「グローバル・リーダーシップ・キャビネット（GLC）」を発足したと発表した。GLCは各国横断で技術開発・プロダクト・営業戦略を統一的に管理する中核組織として、グローバルでの成長をけん引する。

同社はこれまで、リアルタイムデジタルツイン技術を主軸としたロボット知能化ソフトウェアで、産業用ロボットの自律動作を実現してきた。近年、本技術をAGVや自動倉庫なども制御する統合自動化プラットフォーム「MujinOS」へと進化させ、世界中で1千台以上のロボットシステムを制御している。

GLCの設立は、グローバルでのMujinOS導入に必要な組織体制と方向性の統一を図るもの。同社は今後、GLCを通じてグローバルでのMujinOSの販売促進、パートナーシップの強化、人材採用、技術革新を加速させていくことを目指す。同社の共同創業者でCEOの滝野一征氏は、「Mujin のすべての組織機能が連動し、MujinOS をより操作性に優れたプラットフォームへ成熟させることと、お客様との⾧期的なパートナーシップ構築にさらに集中できる体制が整った」とコメントした。

（日本物流新聞2025年7月25日号掲載）